男性ホルモンを制御!「フィナステリド」の育毛メカニズム


薄毛になる要因にはさまざまなものがあります。それらの中でも主要要因の1つに挙げられているのが男性ホルモンで、それを制御する薬の「フィナステリド」は、実際に育毛効果を発揮しています。

元々は前立腺肥大用の薬だった

そもそもフィナステリドは、20世紀の終わり近くにアメリカで開発された抗アンドロゲン薬の1つでした。作用としては男性ホルモンであるテストステロンを阻害する働きを活かして前立腺肥大の治療に用いられていました。しかし、使用している患者の副作用として体毛が濃くなることが確認されたために育毛剤としても使われるようになりました。

特に薄毛対策でも「男性型脱毛症」、いわゆる「AGA」の治療薬として世界各国60を越える国で発売されていて、日本でもMSD社(旧万有製薬)から「プロペシア」という名前で発売されていました。しかし今年から、ジェネリック薬品である「フィンペシア」も提供されるようになっています。

育毛に効果があるメカニズム

そもそもAGAは、毛髪が本来の頭髪周期よりも早く脱毛してしまう症状のことを言います。生え替わった毛も次第に細くなりますし、最終的には生えなくなってしまうために、薄毛となります。そして、そうした作用に深く拘わっているのが男性ホルモン「テストステロン」だということが分かっています。

このテストステロンが変化してできるDHT(ジヒドロテストステロン)の生産には「5αリダクターゼ」が関与しています。そこでフィナステリドが、テストステロンと5αリダクターゼの結合を防止することで DHTの生産を抑制し、その結果、AGAを予防します。

ただし、多くの実績があるフィナステリドですが、薬であるため性機能障害などの副作用が起こる場合がある他、抜け毛が起こってからあまりに時間がたっていると効果が望めないなどの弱点もあることを知って利用するようにしましょう。